つばきファクトリー 祝・週間チャート1位  楽曲を中心に解説してみた

ハロー!プロジェクトにおけるメジャーデビューから5年、

 

メンバーの脱退、その後の一斉加入など、グループ激動の時期を乗り越え、

 

12名体制のハロプログループ、つばきファクトリーが、

「アドレナリン・ダメ」「弱さじゃないよ、恋は」「アイドル天職音頭」の楽曲で

同グループ初のシングルチャート1位を奪取した。

 

「アドレナリン・ダメ」は、Youtubeで再生回数が発売前から

矢のごとく伸び続け、「急上昇ランキング」に入るなど巷でも話題となっていた。

主人公の「ダメな恋」を叱咤するかのごとく、心を突き抜ける歌詞とメロディ、

メンバー達の、一貫して頼もしい歌声が、視聴者の心を打ちぬいたのかもしれない。

 

「弱さじゃないよ、恋は」は、

現代女性の内面を模写したかのような繊細なメロディと歌詞であり、

近年ハロープロジェクトにに精力的に楽曲提供し続ける

シンガーソングライターの山崎あおいの、

夏らしい一曲だ。

サビの高音、メンバーのソロパートも印象的であること、

「良い出逢い」に、前向きに意味を見出す純真な乙女心を、

メンバーが曲中で見せる多彩な表現であらわしている。

結成当初から持っていた「切ない」「儚い」

グループカラーを濃く映し出す一曲だと言えよう。

 

「アイドル天職音頭」は、

着々とハロプロに根を下ろし始めている

音楽プロデューサー・星部ショウの作詞作曲。

異色の声色を乗せるメンバーの声は、特徴的で耳に残る。

楽曲は、ヨナ抜き音階を用いたメロディ(星部ショウ自身のYoutubeより)と共に

歌詞は一貫して、「アイドルとはなんぞ」を、夢いっぱいに明らめた個性的なものだ。

明るく楽しい気分になるとともに、アイドルのたまご達(エッグたち)を、

より専心させる力も、この曲には秘めているかもしれない。

 

カラーの異なる、斬新なシングル3曲が、

初週およそ10万枚、視聴者の手に渡ったということで、

この快挙に、リーダー・山岸理子

オリコンの取材コメントに応じていた。

 

 

”(前略)今年はメジャーデビュー5周年yearということで、

もっとグループを盛り上げて、これからも皆様に楽しんでワクワクして頂けるよう、努力していきますので、変わらずの応援をよろしくお願いします!”

 

新進気鋭のプロデューサー陣を率いて、

幸先良い5周年yearを切ったつばきファクトリー

記念年も、気取らずに優美に、そして力強くけなげに彩る彼女たちの活躍を、

変わらず願い、応援していきたい。